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時代によって様々な役割を担ってきた日本の寺院のこれまでの変貌を紹介

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時代によって様々な役割を担ってきた寺院

平安時代になると、比叡山や高野山など、山などに寺院が建てられるようになり、こういった寺院では、単に読経の場としてではなく、修行上としう性質が強くなりました。また、特定の貴族や武士たちがパトロンとなり、ときの権力者や為政者たちの庇護をうけるようになっていきました。

江戸時代になると檀家制度を通して、幕府の統制を受け、しだいに民衆支配の末端機構となっていきます。

明治時代には神道の国教化や江戸幕府の支配に対する反感から、民衆の仏教・寺院離れが進み、廃仏毀釈などで危機的状況を迎えるようになります。この頃、奈良県にあった興福寺の五重塔などは、安価で売りに出されそうになったほどだそうです。

このように時代によって様々な役割を担ってきた寺院ですが、現在でも堂内でコンサートを開いたり、婚活や社会教育をする場を提供したりと、現在も人々をつなげる様々な役割を担っています。

参考資料

「興福寺の塔」『日本の塔』

 

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