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江戸時代、火事が頻繁に起きていた江戸では火事を防ぐため様々なお触れがありました:2ページ目
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火事に関するお触れは細かく
火事は、町全体に混乱をきたします。幕府は少しでも火事を防ごうと、かなり細かいお触れを出していました。
「風が強い日は、特に用事があるとき以外は外出せず、火を起こさない」「提灯など火を使用するものは、使うたびに入念に注意すること」「水桶にはいつも水を貯めておくこと」「万が一火事がおきたら畳をかぶせて消火すること」…まだまだ、火事に関するお触れはあります。
それだけ当時、火事が多かったのでしょうね。
延焼を避ける火除け地
延焼を避けるための空き地である火除け地は、必須でした。火除け地を増設するためには道路を広げ、さらに家の建て方にまで細かく指示を出したので、町民にとってはたまったものではありませんでした。文句を言いたいところですが、「火事を防ぐため」という明確な目的があるので、渋々としたがっていたのでしょう。
火事が起きるとそのたびに物価が高騰したので、経済の混乱を防ぐためにこんなお触れも出ていました。
「火事の直後に、材木などを値上げしないこと。個人の利益を考えず、手間賃も余分に取ってはいけない」。
これは、庶民にとっては大助かりのお触れだったはず。いずれにしても、火事が起きないのが一番ですね。
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