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そうだったの?江戸時代 門人には福沢諭吉やあの偉大な漫画家の曾祖父もいた、緒方洪庵が江戸時代に開いた「適塾」ってどんな塾?

門人には福沢諭吉やあの偉大な漫画家の曾祖父もいた、緒方洪庵が江戸時代に開いた「適塾」ってどんな塾?:2ページ目

さて、ここの門人には、慶應義塾を開いた福沢諭吉、日本の公衆衛生の基礎を築いた長与専斎、そして漫画家・手塚治虫の曾祖父である手塚良仙もいたとのこと。

あの手塚治虫のルーツの一つが、ここ・適塾でもあったのですね。なんだかそう考えると、適塾への関心がさらに深まります。もっと適塾について知りたい!という方は、手塚治虫の長編漫画「陽だまりの樹」をチェック。

ここに、当時の適塾の様子や、適塾がどんな役割を果たしたかが、描かれています。門人だった手塚良仙は、手塚良庵という名で登場しているので、お見逃しなく。

適塾の門人はどんどん増えて、手狭になり、2階建ての町家で延床面積は約125坪の建物にお引越し。緒方洪庵は、約20年間適塾で、後進の指導に励んだのです。

生活が華美になることもなく、あくまで慎ましく。蘭学を深め、広めることに注力したのですね。この適塾があってこそ、名門「慶應義塾大学」、名作「鉄腕アトム」誕生につながったのかもしれません。

なお現在、適塾の建物は一般公開されています。

大阪大学適塾記念センター

 
 

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