恥ずかしくて堂々と歩けない!屈辱的すぎる江戸時代の入れ墨刑、一挙大公開!:2ページ目
時代劇ではおなじみ、腕に2本線
「入墨」には地域によって多種多様な種類が存在しました。時代劇でよく見かける腕に2本線にも土地柄によって少しずつ違いはありました。江戸では肘より下に幅3分(約9ミリ)の線を2筋、2本の間は7分(約21ミリ)あけたのに対し、大阪では幅5分(約15ミリ)の2本線を肘より上に引き回しました。
また、佐渡では二の腕に幅3分で「サ」の字を彫り入れました。佐渡のサなのですぐわかりますね。
出典:徳川禁令考後聚(第四帙)
更に驚きを禁じ得ないのが紀州の入墨刑。肘より下の方に、あからさまに「悪」の字を彫り入れていたのです。
出典:徳川禁令考後聚(第四帙)