【光る君へ】女好き天皇、猫好き天皇など…紫式部が生きた時代の歴代天皇陛下まとめ!:3ページ目
第68代・後一条天皇
生没:寛弘5年(1008年)9月11日生~長元9年(1036年)4月17日崩御(29歳)
在位:長和5年(1016年)~長元9年(1036年)
一条天皇の第2皇子で、諱は敦成(あつひら)。自分の血を引く天皇陛下の即位によって、道長は権力の絶頂を極めることとなります。
「この世をば 我が世とぞ思ふ 望月の
欠けたることも なしと思へば」
かの悪名高い望月の歌が詠まれたのもこの時代。その栄華も病魔によって蝕まれていくのですが……。
在位中の元号は長和・寛仁(かんにん)・治安(ちあん、じあん)・万寿(まんじゅ)・長元(ちょうげん)となります。
その後の皇統
後一条天皇の次代は敦明親王の予定でしたが、三条天皇の崩御後に無理やり辞退させられてしまいました。
※これが原因で荒れたとも、元から荒れていたために辞退させられたとも言います。
これまで数代にわたり交互に即位していた冷泉天皇系⇔円融天皇系の流れが崩れ、皇統は円融天皇系に乗っ取られていきました。
後一条天皇の後は弟の敦良親王(第69代・後朱雀天皇)が即位。その後も後朱雀天皇の皇子たち(後冷泉天皇、後三条天皇)が皇位を継承したのです。
紫式部が生きた時代の皇統まとめ
(第62代・村上天皇)
(第63代・冷泉天皇)
第64代・円融天皇:安和2年(969年)~永観2年(984年)
第65代・花山天皇:永観2年(984年)~寛和2年(986年)
第66代・一条天皇:寛和2年(986年)~寛弘8年(1011年)
第67代・三条天皇:寛弘8年(1011年)~長和5年(1016年)
第68代・後一条天皇:長和5年(1016年)~長元9年(1036年)
(第69代・後朱雀天皇)
(第70代・後冷泉天皇)
(第71代・後三条天皇)
※カッコは前史・後史