藤原道長の愛娘・彰子いよいよ入内!?国守の理想と現実ほか…大河ドラマ「光る君へ」6月23日放送振り返り:3ページ目
道長と倫子の子供たち
仕事で頭を悩ませる道長の癒しは、源倫子(黒木華)との間に生まれた子供たち。
※源明子(滝内公美)との間にも既に子供がいますが、それは又そのうち登場するのでしょう。
田鶴(藤原頼通。小林篤弘)・藤原妍子(原春奈)・せ君(藤原教通。加藤侑大)がそれぞれどんな生涯をたどるのか、ざっくり予習しておきましょう。
田鶴→藤原頼通(よりみち)
正暦3年(992)年生~延久6年(1074年)没
道長の嫡男として育てられ、その後継者となりました。
……が、道長の存命中はほぼ傀儡状態であり、人前であっても父から面罵されていたそうです。
道長の死後、その菩提を弔うために宇治殿(宇治の別荘)に平等院を建立したことでも知られていますね。
藤原妍子(けんし/きよこ)
正暦5年(994年)生~万寿4年(1027年)没
道長の次女。成長後に居貞親王(のち三条天皇)の妃となります。
父の野望を果たすために送り込まれた妍子が、三条天皇から愛されるはずもありません。
実家の権勢とは裏腹に、幸せとは程遠い結婚生活でした。
せ君→藤原教通(のりみち)
長徳2年(996年)生~承保2年(1075年)没
幼名は「せぎみ」です。この「せ」って何なんでしょうね。
道長の五男として誕生し、父や兄の威光で出世しますが、卑屈な態度で人々からは軽蔑されました。
しかし卑屈の甲斐あって、兄の頼通から関白の座を譲り受けることに成功します。
そこまで貫けば、卑屈も一つの信念と言えるのではないでしょうか。
果たしてこの子たちが今後どんな活躍を見せるのか、期待したいですね!