美しき女武者・巴御前が愛する人々と別離の悲しみを詠んだ和歌がこちら【鎌倉殿の13人】
天下に並びなき美貌と武勇をもって数々の戦さ場を駆け抜けた女武者・巴御前(演:秋元才加)。
美しき女武者!木曾義仲と共に戦いその最期を語り継いだ女武者・巴御前の生涯(上)
「色白く髪長く、容顔まことに優れたり。強弓精兵(ごうきゅうせいひょう)、一人当千の兵者(つわもの)なり」『平家物語』(木曾殿最期)にそう記された美しい女武者こそ、木曾冠者(きそのかじゃ)こと源義仲…
敬愛してやまなかった主君・木曽義仲(演:青木崇高)と死に別れ、また義仲の遺児・源義高(演:市川染五郎)も守り抜けなかった彼女は、やがて和田義盛(演:横田栄司)の元へ嫁ぎます。
義盛との間に豪傑として名高い朝比奈三郎義秀(あさひな さぶろうよしひで)を授かったものの(諸説あり)、後に北条義時(演:小栗旬)の謀略によって父子ともども滅ぼされてしまいました(和田合戦)。
主君を喪い、その子を喪い、夫を喪い、我が子を喪い……愛する者と次々に離別し、それでもなお生き永らえた巴御前。
今回はそんな悲しみを詠んだ和歌を『英雄百首』より紹介。彼女の思いを偲ぶ縁(よすが)となれば幸いです。
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