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縄文時代はなんと一万年以上もあった!(5)中期・呪術的な道具が作られ火焔式土器も誕生

縄文時代はなんと一万年以上もあった!(5)中期・呪術的な道具が作られ火焔式土器も誕生:2ページ目

呪術的な道具が大量に作られる

 

この頃、石棒や土偶など呪術や祭祀に関連した特殊な道具が盛んに作られるようになります。石棒は主に男性器を模したもの、土偶は人および人型の霊的存在を表現したものであるとか、女性を表したものなどの多数の説が存在し、定義はまだなされてはいません。

しかし魔除け、子孫繁栄、安産祈願、などの祭祀用に作られたという説が多くみられます。

装飾的な土器の出現

 

土器に関しては入口部分などに粘土の紐を貼り付けた、立体的な飾りが付くようになってきます。波のような曲線だったり、人の顔のようなものであったり様々な模様が作りだされました。

それは日常品として使うとともに、豊かさの象徴として作られたという説も存在しています。その象徴は自分たちを鼓舞するためのものだったのか、それとも他の人間もしくはムラに対する象徴だったのか。

そのことについてはまだ解明されてはいません。

3ページ目 火焔型土器の出現

 

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