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日本が鎖国状態の江戸時代、出島に来日し博物学的な研究を行った「出島三博士」

日本が鎖国状態の江戸時代、出島に来日し博物学的な研究を行った「出島三博士」:2ページ目

カール・ツンベルクとは?

カール・ツンベルクは、スウェーデン人の医師であり、植物学者です。安永4年(1775年)から安永5年(1776年)まで出島に滞在し、長崎商館医として働きました。彼は、「分類学の父」として知られるリンネの弟子でもあり、日本の植物学や蘭学の発展に大きく貢献しました。

なお、日本にいるあいだに彼が採集した植物の標本800余種は、現在でもウプサラ大学に保存されています。

フィリップ・フランツ・フォン・シーボルトとは?

おそらくこの3人のなかで最も有名なシーボルト。彼はドイツ人医師であり、博物学者でした。文政6年(1823年)から文政12年(1829年)まで出島におり、長崎商館医としてだけでなく、鳴滝塾を開き、日本人を相手に医学や博物学を教えました。

文政11年(1828年)には、シーボルト事件(国禁となっていた地図を日本から持ちだそうとした)により翌年国外追放となりました。なお、植物学者としては、大豆の原種とされるツルマメの学名をGlycine Sojaと名付けたことでも知られています。

いかがでしたか?この記事が、みなさんが少しでも歴史に興味を持つきっかけになれば嬉しいです。

 

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