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どうぞご贔屓(ひいき)に…その語源は”鼻息の荒い竜の子”だった?:2ページ目
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日常のあちこちで見かける贔屓
そんな熱意に応えるべく、中国はじめアジア各地では、昔から石柱や石碑などの土台として鼻息を荒くしている贔屓の姿が多く彫刻されています。
ことわざに「贔屓の引き倒し」と言いますが、これは贔屓を引っ張ってしまったら、その背負っている石柱などが倒れるため、あまり引き立てすぎると(周囲の嫉妬や妨害などによって)却ってダメになってしまうことを意味しています。
他にも不公平な「依怙贔屓(えこひいき。依怙とは私利私欲の意)」や、弱い者にことさら肩入れしたくなる「判官贔屓(ほうがんびいき。判官は悲劇の英雄・源義経)」など、現代でも暮らしの中で数多く使われています。
鼻息を荒くして働きたい仕事があるというのは、実に幸せなことです。それでは皆様、どうか今後ともご贔屓に。
※参考文献:
鎌田正ら『新漢語林 第二版』大修館書店、2011年2月
荒俣宏『怪物の友 モンスター博物館 【荒俣宏コレクション】』集英社文庫、1994年4月
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