折り紙で竜折れますか?フランスの短編映像が伝える”おりがみ”の魅力
フランスのデザイン学校「ESMA School」の生徒が制作したこちらの短編映像。なんと、日本の折り紙文化がベースになっています。
先生に教えてもらいながら、竜を一生懸命に折り紙で折ろうとする少年。先生はいとも簡単に折ってしまいますが、少年は途中で投げ出してしまいます。
すると、建物に異変が置き、少年を誘導するように、折り紙が魚や鶴に変化しながら、少年をある場所へと導いていきます。
なんとかたどり着いた建物は、さっきまでいた場所のような、違うような不思議な家。そこで、少年はもう一度集中し、竜を折ります。
黒い物体が少年を襲うように囲っていきます。が、なんとかギリギリで少年は竜を完成させます。
8分ちょっとの映像ですが、みての通り、このストーリの中心には”ORIGAMI”という存在があります。折り紙を通して、物事を最後までやり切る大切さを伝えているように思いました。
なにより嬉しいのが、日本文化をここまで重点においた映像が、海外で制作されているということ。以前Japaaanでは、香港の現役大学生が折った素晴らしい折り紙作品を紹介しましたが、海外でどんどん折り紙文化が広がり変化しているように感じます。
もしかしたら、すでに「折り紙=鶴」というのは海外では当たり前すぎて古いのかもしれません。こうして、逆に日本人が自国文化の魅力を海外から教えられるというのは、複雑ではありますが、と同時に嬉しいことでもあります。
8分程度の映像です。ぜひ、ご覧ください。
Origami (2012) from ESMA MOVIES on Vimeo.