エジソンと神社の縁!エジソンの電球実用化には京都・石清水八幡宮の竹が欠かせなかった?
日本には、エジソンの絵馬を授与してくれる神社があります。
エジソンというのはもちろん、「発明王」として知られる、あのエジソンのことです。生粋のアメリカ人発明家である、あのエジソンのことです。このエジソンの絵が思いっきり描かれた絵馬を、日本の神社が授与してくれるというのです。
その神社の名は、石清水八幡宮。京都の裏鬼門を守護する位置に立ち、二所宗廟のひとつとしてやんごとなき方々からの崇敬も厚い、まごうことなき大神社であります。
言っては何ですが、ある意味で怪しささえ感じかねないテイストの、エジソン絵馬。何故そんな絵馬を、立派なお社が授与してるのか。エジソンを神として祭ってるからでは、もちろんありません。理由は、竹です。エジソンが電球の実用化に取り組んだ際、フィラメントの原料として最適だったのが、この石清水八幡宮の境内に生えていた竹だったのです。
フィラメントの原料で悩んでいたエジソンは、世界中から様々なマテリアルを取り寄せたといいます。日本からも様々なものがアメリカの研究所へ送られましたが、その中で最も高い性能を発揮したのが、石清水八幡宮の竹。かくして電球はこの竹を使う形で実用化され、世界は電気の灯りで照らされるようになったのでした。
石清水八幡宮の境内には現在、「エジソン記念碑」なるものが立ってます。で、エジソンの誕生日である2月11日には、この碑の前で「エジソン生誕祭」という行事が行われています。「日の丸と星条旗のダブル掲揚」という、他の神社ではあまり見ない光景が見られる行事ですが、もちろんこれは、竹が繋いだ両者の関係を反映したもの。縁は、現在も繋がってるわけですね。
というわけで、エジソン絵馬なのであります。勉強熱心だったというエジソンに因むのか、この絵馬、合格祈願によく効くそうです。「発明家相手に願掛けか」と思われるかも知れませんが、エジソンは霊界などの方面にも強い興味を持ってたといいます。御利益、いろんな意味で、凄いかも知れませんよ。
はちまんさんとエジソン – 石清水八幡宮
トーマス・エジソン – Wikipedia