【光る君へ】平安時代きってのカタブツ・藤原実資!実は意外と隅に置けない…妻子たちを一挙紹介:2ページ目
生母不詳の子女たち
実資には他の子供がいましたが、それぞれ母親について詳しいことはわかっていません。
- 観薬(かんやく):僧侶。生没年不詳、母親の身分が低いため、出家したものと思われます。
- 女子:生年不詳~永祚2年(990年)没。幼くして亡くなる。
- 藤原経任(つねとう):生没年不詳。『尊卑分脈』では実資の子となっていますが、藤原懐平(かねひら)の子に同姓同名の者がいました。
その経任は藤原斉信(ただのぶ)の養子となっており、実資とも交流があったことから、間違って記入された可能性も考えられます。
なぜ4人も?実資の養子たち
実資はどういう訳か、養子もたくさん迎えていました。単に血筋のよい跡取りが欲しいだけなら、せいぜい一人でよさそうですが……。
- 藤原資平(すけひら):藤原懐平の子
- 藤原資高(すけたか):同じく
- 藤原資頼(すけより):同じく
- 藤原経季(つねすえ):藤原経通(つねみち)の子
何でこんなに藤原懐平から養子を迎えているのでしょうか。
もしかしたら、実資の意思ではなく懐平に押しつけられたのかも知れませんね。