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口は禍の元!あの知謀家・黒田官兵衛が豊臣秀吉にやらかしてしまった唯一の失敗

口は禍の元!あの知謀家・黒田官兵衛が豊臣秀吉にやらかしてしまった唯一の失敗:2ページ目

官兵衛は、主君の死を悲しみ号泣する秀吉に、「これでご運が開けますぞ」と声をかけました。ところが、この言葉は場違いでした。

「もし官兵衛が勢力を上げればきっと天下を狙うことだろう…」と秀吉は官兵衛の知謀を恐れるようになったのです。

主君を励ますつもりで発した言葉が、図らずも、却って主君を警戒させ、自身の信頼をも、一気に失墜させる結果とってしまいました。彼はその後、いくら功績を立てても評価されず、秀吉から与えられたのはたった3万石だったと言われています。

そんな官兵衛ですが、その死に臨んで、

「おもひおく 言の葉なくて つひにいく みちはまよわじ なるにまかせて」

(この世に残しておくような言葉はもうない。今はあの世への道も迷うことなく、心静かに旅立つだけである)

という「辞世の句」を残しています。

あまりのその潔さに、読んでいるこちらでさえ、惚れ惚れしてしまいますね。

今回の官兵衛のエピソードは改めて、後世の我々にも「口は禍の元」という教訓を残してくれますが、同時に、彼の潔い生き方に、多くの共感を得ます。

参考

 

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