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定番の寿司折「助六寿司」はどうしてそのような名前になったの?由来や東西での形の違いを紹介

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その他の説も

助六寿司の名前の由来は上記の説が最も有力。しかし、他にも、助六は頭にハチマキを巻いており、その姿を海苔巻きにたとえた、という説もあります。

その他、演目の開幕に合わせて出された弁当だったという説や、幕間に出される弁当だからという説など、シンプルなものもあります。

東と西で、いなり寿司の形に違いが!?

助六寿司はいなり寿司と巻き寿司がセットになったものですが、実は東日本と西日本でいなり寿司の形に違いがあるといわれています。東日本は長方形(いわゆる俵型)が主流であるのに対し、西日本では三角形が一般的。

関東の俵型は、五穀豊穣の神を祀る田の神信仰に由来しており、米を入れた俵に見立てているという説が有力。一方関西は、稲荷山の形または狐の耳の形に見立てて三角形になっているという説があります。

いかがでしたか?この記事が、みなさんが少しでも日本文化や歴史の面白さに興味を持つきっかけになれば嬉しいです。

 

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