これが忍者飯…! 超ハイカロリーな飢渇丸や、徳川家康の”伊賀越え”を助けた保存食とは?:3ページ目
まきびしは食べ物だった?
忍者が追っ手を足止めするために使う忍具である「巻き菱」。時代劇では鉄製など金属のようにみえることもありますが、当時は水草であるオニビシやヒメビシの実を乾かしたものや、ヒシの実を乾燥させて作っていました。確かに高価な金属を、使い捨てで使うのも非効率ですよね…。
そしてこのヒシの実は、ゆでたりむしたりすることで非常食になったと言います。
でんぷん質を豊富に含んでいるので栗のような味がするといわれています。
参考:忍者マイスター、『忍者の教科書ー新萬川集海』(2015年2月、伊賀忍者研究会著)