禁止令が出たことも!『鎌倉殿の13人』でも話題になった「双六(すごろく)」の歴史:2ページ目
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文学作品にもたびたび登場
双六が人気だったことは、さまざまな文学作品に記述が見られることからもわかります。たとえば、『源氏物語』『枕草子』『平家物語』『徒然草』『蜻蛉日記』『栄華物語』『大鏡』『今昔物語』『平治物語』などです。
絵双六の発達
現代の私たちが遊ぶような絵双六は、「仏法双六」が日本最古のものだと考えられています。絵は描かれていませんが、仏教の教えを僧に説くために作られました。
いい目が出れば天上に、悪い目が出れば地獄に行くというものでした。また、17世紀中ごろには、極楽浄土を目指す「浄土双六」も登場しました。
それから、浮世絵の流行とあわせて絵双六が発展していきました。「道中双六」は東海道五十三次の宿場が描かれ、それを進んでゴールを目指すというものです。
いかがでしたか?この記事が、みなさんが少しでも日本文化や歴史の面白さに興味を持つきっかけになれば嬉しいです!
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