日本から城が消えた理由。江戸時代に3,000あった天守城郭が僅か「12」に激減【後編】:2ページ目
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現存12天守
現存の12天守はいずれも国の重要文化財であり、内の5基は国宝に指定されている。
国宝五城
・松本城
長野県松本市にある城。戦国末期に築城されたとされる。現存12天守の中で唯一の平城。
・犬山城
愛知県犬山市になる城。戦国期に築城。丘の上に築かれた平山城。
・彦根城
滋賀県彦根市にある城。江戸期に築城。築城当時の遺構が多く残っている。
・姫路城
兵庫県姫路市にある城。世界遺産にも登録されている。室町時代に築城。国内最大規模の現存天守。
・松江城
島根県松江市にある城。江戸期に築城。2015年に天守が国宝指定された。
重文七城
・弘前城
青森県弘前市にある城。江戸期に築城。現存12天守の中で最北に位置する。
・丸岡城
福井県坂井市にある城。戦国期に築城。天守は江戸期に建造されている。
・備中松山城
岡山県高梁市にある城。鎌倉期に築城。現存する唯一の山城であり、現存12天守の中で最も規模が小さい。
・丸亀城
香川県丸亀市にある城。室町期に築城。亀山の上に建つ平山城。
・松山城
愛媛県松山市にある城。江戸期に築城。天守は現存12天守の中で最も新しい。
・宇和島城
愛媛県宇和島市にある城。平安時代に築城。天守の建造は江戸期。現存天守として日本最西端に位置する。
・高知城
高知県高知市にある城。江戸期に築城。本丸の建造物が完全に残っている唯一の城。
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