いつも一緒の仲良し三柱(トリオ)!塩釜神社に祀られている神様たちを紹介:2ページ目
武甕槌神(たけみかづちのかみ)
【別名】建御雷神(読み同じ)、建御雷之男神(たけみかづちのおのかみ)、建布都神(たけふつのかみ)、豊布都神(とよふつのかみ)、鹿島明神(かしまみょうじん)など
かつて伊邪那岐(いざなぎ。伊弉諾)命が、妻・伊邪那美(いざなみ。伊弉冉)命を焼き殺してしまった我が子・火之迦具土神(ひのかぐつちのかみ)の首を刎ねた際、飛び散った血から生まれました。
伊邪那岐の振るった剣・天之尾羽張(あめのおはばり)と交わった子なので剣の神となり、別名が表わすように雷(いかづち)の神でもあります。
他にも地震(大ナマズ)を封じる神様だったり、相撲の元祖だったり、武徳を司る軍神として有名です。
経津主神(ふつぬしのかみ)
【別名】布都怒志(読み同じ)命、伊波比主神(いわいぬしのかみ。斎主神)、香取明神(かとりみょうじん)など
火之迦具土神の血から生まれた石析神(いわさくのかみ)の孫ですから、武甕槌神の又甥(※)に当たるのかも知れません。
(※)武甕槌神が火之迦具土神の子ではなく孫であるとする説もあり、その場合は従甥になります。
フツとは刃が空を切る(あるいは物をブツ切りにする)音、あるいは勇気がフツフツと沸き起こる擬音語などが語源とされ、こちらも武勇と剣の神様として、神話ではよく武甕槌神とコンビで活躍します。