奈良、鎌倉の次は?日本三大仏の三枠目の座は熾烈な争い!各部門No.1の大仏も紹介:3ページ目
各部門でNo.1の大仏
その他にも、筆者としては三枠目に入ってもいいのではないかという大仏がいます。
まずは、奈良県の飛鳥寺にある「飛鳥大仏」。大きさこそ2.75mと小さめですが、大仏の条件である座像で2.4m以上という基準はクリアしています。
なにより飛鳥大仏のすごいところが、その歴史。奈良の大仏よりさらに100年以上も昔につくられたもので、1400年以上の歴史を誇る、現存する「日本最古の仏像」なのです。
杏仁形といわれるアーモンド型をした目の形が古い仏像の特徴をよく表しています。飛鳥大仏をお堂に安置しようとしたところ、あまりの大きさに扉から入らなかったという、荒井注さんのカラオケボックスのようなエピソードまで残っています。
もうひとつは、茨城県にある「牛久大仏」。歴史は浅いものの、120mという圧倒的な大きさはそのハンデを補って余りあるのではないでしょうか。
さらに、大晦日とお盆の夜には、この巨大な牛久大仏が、色とりどりのライトでライトアップされ花火まで打ち上がります。その景色はSFか本物の浄土のよう。