奈良、鎌倉の次は?日本三大仏の三枠目の座は熾烈な争い!各部門No.1の大仏も紹介:2ページ目
群雄割拠の三枠目
かつて京都の方広寺にあった京都大仏が、豊臣秀吉が造営したこともあり三枠目に座っていましたが、事故や災害にて繰り返し損壊し、現在は存在していません。
代わって各地の大仏がその座に名乗りを上げています。中でも最右翼が「岐阜大仏」「高岡大仏」「東京大仏」の三座。
岐阜市の正法寺にある岐阜大仏は、高さが約14mで鎌倉の大仏より大きく、製作されたのも江戸時代で歴史もあります。
富山県にある高岡大仏は、市の代表的産業である高岡銅器の技術が用いられ、イケメン大仏として有名ですが製作されたのが1933年と、歴史が浅いことが指摘されています。しかし、高岡大仏のルーツを辿ると西暦1221年にまで遡ることができるとの反論もあります。
板橋区にある乗蓮寺に鎮座する東京大仏は、台座を含めた高さが12.5mで「青銅製の座像としては、奈良・鎌倉につぐ3番目の大きさ」です。しかし、東京都民にもあまり知られていない知名度の低さがネックになっています。