3代将軍・徳川家光の男色がきっかけ!?江戸時代の大奥が巨大ハーレム化した驚きの理由
今なお時代劇などで多く映像化され、人々の心をとらえ続ける「大奥」。私たちがよく知っているのは将軍専用の巨大ハーレムとして厳格に整備された大奥ですが、もともとは将軍の家族の居住地としての役割のみで、家康の時代にはまだ男子禁制等の厳しい掟はなく、役人の男性も出入り自由でした。
では大奥はどうしてハーレム化したのでしょうか?事の発端には、ある1人の悩める将軍がおりました……。
大奥は徳川家光のためにハーレム化した!?
実は今私たちがよく知る大奥のかたちはそもそも、3代将軍・徳川家光(とくがわいえみつ)のために作られたのです。きっかけは家光の結婚でした。
家光は寛永元年(1624)、正室に鷹司孝子を迎え、祝言をあげました。これで天下も安泰、そのうち世継ぎも生まれるだろう…という周囲の期待もよそに、家光は孝子に全く興味を示しませんでした。
興味をしめさないどころか彼女を拒否すらしており、2人の仲は誰が見ても最悪でした。その後も2人の関係が修復されることはなく、しばらく経つと家光は孝子に対し、事実上の離婚を言い渡します。
この事は2人のどちらかに非があったわけではなく、実は家光は男色家だったのです。家光は、部屋でこっそり女装していた現場を目撃された事もあったそう。世継ぎばかり求められる日々は苦痛だったことでしょう…。
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