レトロな明治時代の文字を一本の傘に敷き詰めた「晴耕雨読傘」がステキ!
6355もの漢字仮名文字を一本の傘に配置した、これまでにないユニークな傘「晴耕雨読傘(せいこううどくかさ)」がとってもステキだったので紹介します!
「晴耕雨読傘」はレトロで力強い明治時代の文字を傘布に敷き詰めた傘で、現在クラウドファンディングでプロジェクトを公開しています。
活字は読みやすさを追求して進化してきましたが、活版印刷が本格導入される明治までは個性の強い魅力的な手書き文字が活躍していました。こういった文字は古書に残されていますが、時が経つとともに失われつつあります。
そんな貴重な活字を”アンティーク文字”として後世に残していきたいという思いのもとスタートしたのが本プロジェクトなんです。そして、後世に残すために、普段から使われていてたくさんの文字が印刷でき、長持ちのするアイテムとして傘が選ばれ、晴耕雨読傘が誕生。
使用するベースとなる傘には、1年半で24万本売れている「ポキッと折れるんです®」という傘を採用。この傘はあえて折れることで力を逃し、破損を防ぐ独自の構造を実装(特許取得)した傘で、”長持ち”という面でも絶好の商品なわけですね。
傘布には残したい文字を全部まるごと配置。その数は6355文字にもなります。フォントは明治期の教科書活字をもとに基本に忠実にレタリングされたとても美しいデザインのフォントとなっています。
明治時代の文字の歴史的、芸術的な価値を見つめ直す機会にもなるとても素敵なプロジェクト「晴耕雨読傘」は現在、クラウドファンディングのCAMPFIREで支援を募っています。