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京都で流行ったポルトガルファッション!「南蛮屏風」から南蛮文化を覗いてみよう

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京都を中心に流行った南蛮ファッション

ポルトガル人の御一考が町に入ってきました。建物の中にいる日本人は珍しそうに顔を出して覗いています。一行の先頭で傘の下にいるのはカピタン・モールと呼ばれる一行の司令官。船隊の指揮の全権を持っています。カピタン・モールを先頭に町中を列をなして練り歩く様子はまるでパレードのよう。

こちらは別の南蛮屏風に描かれたカピタン・モール。ポルトガル人の多くが帽子、ひだ襟、そしてダボダボのカルサンというズボンを履いています。このズボンを日本人も真似をして、京都を中心に流行ったそうですよ。

中央少し上に描かれた日本人男性が履いているのがカルサンですね。濃いめの青い羽織に黒のカルサンでキリっとした印象。ポルトガルファッションをいち早く取り入れたオシャレなメンズです。

ズボンだけでなく、キリスト教の聖具であるロザリオも流行りました。屏風に描かれた露店にはロザリオが販売されています。キリスト教の非信者はアクセサリー感覚でロザリオを身に付けていた人もいました。

南蛮屏風から見える南蛮文化。いかがでしたか?実はポルトガルから運ばれて、そのまま日本に根付いたものが私達の身の回りにはたくさんあります。次回はそんな南蛮文化を紹介しますね。

 

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