十五夜の楽しみ方 其の2:月見団子の作法
十五夜の楽しみ方 其の1:お月見基礎知識&2013年の十五夜はいつ?につづいて今回は月見団子の作法です。
十五夜の楽しみの1つといえば、なんといっても月見団子ではないでしょうか。
それぞれの家で作り方や飾り方・味付けなどには伝統があるのかもしれません。もちろんそれは間違いではありませんし、大切にしていきたいものでもあります。
ここでは、そうした個々の伝統とは別に受け継がれている一般的な月見団子についてのお話をまとめていきたいと思います。
月見団子が一体何を表しているのかというと、これは月が満ちていく様子を表しています。
月が満ちる=物事が結実する・成就する、というイメージにつながりますので、大変縁起が良い幸福の象徴と言うわけです。
そんな月見団子、満月をイメージしているのならまん丸に作るのかな?と思いきや、実は違います。
まん丸のお団子は死者の枕元に供える枕団子と呼ばれるものの形なので、月見団子の場合にはちょっとつぶして作るんです。
また、関西を中心に、里芋の形に似せてお団子を作るという地域もあります。
そんな月見団子ですが、お供えするときの形として、ピラミッド型に重ねて置くというのが定番ですよね。
このときのお団子は一体いくつお供えするものか知っていますか?
このお団子の個数にも諸説あるのですが、十五夜にちなんで15個・15個を簡略化して5個・1年の満月の数に合わせて12個(うるう年は13個)、などと言われています。
こうして作った月見団子はまずお月様にお供えをしてから食べるようになります。
お月様へのお供えは、月から見えるところに置くかもしくは床の間に置くのが正解。
せっかくのお供え物がお月様から見えなかったら気づいてもらえませんもんね。
床の間の無いお家も最近では多いので、月の見える窓辺に供えるというのが良いでしょう。
お供えしたお団子は、最後にはもちろんおいしくいただきましょう。
十五夜の楽しみ方 其の1:お月見基礎知識&2013年の十五夜はいつ?
十五夜の楽しみ方 其の2:月見団子の作法
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