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歴史上の大事件との関係?ロングセラー商品「ブリキ金魚」の誕生秘話、知ってますか?

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最初は「ガラガラ」だった金魚

ブリキのおもちゃは明治時代から国内で生産が始められ、昭和40年代にコストの安いプラスチックに取って代わられるまでの間、日本のおもちゃの代表的な存在でした。

ブリキの金魚が初めて作られたのは、ブリキ印刷の技術が少しずつ発展し、大量生産が可能となり始めた明治末期のこと。最初は「金魚のがらがら」として、清国(現在の中国)への輸出用に受注を受けて大量に作られていました。

風水の本場である中国では、金魚は昔から「お金が貯まる縁起物」として愛されています。「子供が豊かに暮らせるように」という願いが込められ、人気のおもちゃだったのかもしれませんね。

辛亥革命と金魚の間にある知られざるつながり

ところがそんな金魚のがらがらの多くは、1911(明治44)年に起こった「辛亥革命」で清国が滅亡したことにより、受注がキャンセルとなってしまいます。

日本の玩具業者は、大量の金魚のガラガラをどうするか考えました。思いついたのが、ガラガラの持ち手を取り外し、お風呂に浮かべて遊ぶおもちゃとして日本国内で売り出すこと。

江戸時代にあった、陶器でできた水に浮かべて遊ぶ金魚のおもちゃを参考にしたといわれる改良でしたが、結果は大成功!ブリキの金魚は一躍、平成の現代まで続くロングセラー商品となったのでした。

かわいいだけでなくどこか昔懐かしい金魚のおもちゃ。その裏には、歴史上の大事件との関わりがあったのです。

 

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