「土偶」と「埴輪」の具体的な違いを説明できる?大きな3つのポイントを押さえよう!
いきなりですが、みなさんは「土偶と埴輪の違いはなんでしょう?」と聞かれたら、とっさに答えが思いつきますか?
いずれも、日本史を勉強していて早い段階で目にするものですよね。
独特な形状で、どちらもなんとなく覚えているけど、具体的な違いは説明できない、という方も意外と多いのではないでしょうか。
そこで、今回の記事では、そんな土偶と埴輪の違いについて、大きく3つのポイントにわけてご紹介したいと思います。
土偶と埴輪の違い(1)作られた時代
まず、もっともわかりやすい土偶と埴輪の違いとして、作られた時代が別々、ということが挙げられます。
土偶は、今から約16,500~約3,000年前(または約12,000年前~2,400年前)の「縄文時代」に作られました。一方、埴輪は、3世紀中ごろから7世紀ごろまでの「古墳時代」に作られました。縄文時代のあとに弥生時代があり、そのあとに古墳時代がきます。そう考えると、土偶と埴輪が作られた時代には、大きなへだたりがあることがわりますね。
※なお、それぞれの時代の始まりと終わりの時期については諸説あります。