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「7つまでは神のうち」怖くて哀しい意味もある七五三の由来とは?【前編】

「7つまでは神のうち」怖くて哀しい意味もある七五三の由来とは?【前編】

15日は「鬼が出歩かない日」だから

七五三はなぜ「15日」なのでしょうか。

旧暦の15日は、「鬼宿日(きしゅくび/きしゅくにち)」で、二十八宿という古代中国の天文学・占星術に基づいて決められたものです。この日は「鬼が宿にいて外出しない日」なので、何かをしようとしても「鬼に邪魔されることなくうまくいく日」といわれています。

そのため、神社やお寺にお参りをして厄落としをしたり感謝の気持ちを伝えながら願いをかけるのにもいい日だそう。

また、旧暦の11月は収穫が終わる時期でそれを神に感謝する月でもあります。

そんな11月15日を「七五三」として、収穫と子供の成長を感謝しこれからのご加護を祈る日になったのです。

怖くて哀しい意味のある「七五三」

 

現代と比べて、医療・食糧・衛生などさまざまな面で未発達だった昔。子どもが3歳・5歳・7歳と順調に健康に育っていくのは大変でした。そんな事情から生まれた「7つまでは神のうち」……という言葉があります。

【後編】 では、現代華やかなイベントになっているものの、本来は怖くて哀しい意味がある七五三の由来をご紹介しましょう。

【後編】はこちらから

 

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