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榊原康政(杉野遥亮)が講義していた言葉の意味は?『論語』が説いた臣下の心得【どうする家康】

榊原康政(杉野遥亮)が講義していた言葉の意味は?『論語』が説いた臣下の心得【どうする家康】

孔子と子路のプロフィール

孔子

紀元前552年生~紀元前479年没

古代中国(春秋時代)の思想家。本名は孔丘(こう きゅう)、字は仲尼(ちゅうじ)。乱世を正すべく諸国を回って政治論を説いたが、その理想主義が採用されることはなく在野のまま世を去った。

ただしその思想は広く天下に影響を与え、儒学・儒教として今日まで伝えられている。

子路

紀元前543年生~紀元前481年没

孔子の弟子で本名は仲由(ちゅう ゆう)、子路は字。若いころから血の気が多く、そそっかしいところがあるが、純粋で一途な性格が孔子から愛された。

教育の甲斐あって高官に取り立てられるも、政争に巻き込まれて非業の死を遂げる。死の間際に冠が乱れたところ「君子は死に臨んでも冠を正すものだ」と孔子の教えをまっとうしたエピソードは有名。

……他にも孔子には十哲(じってつ。子路も含む)と呼ばれた高弟をはじめ三千人もの弟子がおり、それぞれに活躍しました。

孔子の思想や弟子たちの言行録をまとめた『論語』は日本でも広く愛読されており、日本人の精神性に少なからず影響を与えています。

NHK大河ドラマ「どうする家康」でも今後、折にふれて登場するかも知れませんね。

※参考文献:

  • 金谷治『孔子』講談社学術文庫、1990年8月
  • 金谷治 訳注『論語』岩波文庫、1999年11月
 

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