呼び名もバリエーションも無限大!名物おやつ「今川焼」の歴史と展開:2ページ目
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ぼくのわたしの今川焼、そして世界へ…
「今川焼」と呼んでいるのは主に関東地方で、全国的には「大判焼き」の呼び名もよく使われます。関西より西の地方では「回転焼き」が親しまれているようですね。
他にも、同じものですが「小判焼き」「二重焼き」「じまん焼き」「黄金焼き」など各地でさまざまな愛称が使われているとか。材料は同じなのに、各地でこれほど違う名前で親しまれているのは不思議ですよね。
ところで、今川焼の材料は小麦粉、卵、砂糖などです。これらを練って作った生地で餡を包み、金型に入れて焼き上げるわけです。
手頃な価格で小腹が満たされるのがその最大の魅力。また普通の餡だけでなく、白あん、抹茶あんなどの和の味だけでなくカスタード、チョコなど、バリエーションもさまざまです。
さらに現在はお菓子だけではなく、ポテトサラダやソーセージが入っている惣菜のような今川焼もあるとか。
また世界でも食べられています。韓国でも名前を変えて販売されており、台湾ではツナやコーンが入っているものまで販売されているのです。
私たちが慣れ親しんでいるお菓子が、海外でも高い評価を受けて食べられているのは嬉しくなりますね。
インターネットの発達で、全国各地での呼び名の違いがSNS上で話題になったりして、古今東西を問わず今も多くの人に愛され続けているこのお菓子。知れば知るほどいとおしくなります。
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