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明治時代に初めて売られた「貯古齢糖(チョコレート)」悪い風評もあり最初は不人気だった?

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知識人たちの努力と啓蒙で一般に広まるチョコレート

当時の日本は長い禁教政策から脱皮し、近代国家を目指して活気づいている頃でした。ですから、政府指導者たちは積極的に欧米文化に右ならえし、一般大衆が嫌がる食文化もどんどん取り入れていきました。

そういった知識人たちの努力と啓蒙もあり、チョコレートが大衆に受けいれられるようになり、急激に売れ始めたのは大正時代になってからです。その頃には「チョコレートは泥を固めたものである」なんていう噂もなくなっていました。

戦後は、進駐軍が積極的に配布したこともあり、さらに消費が拡大。また1950年代の終わりからバレンタインデ—にチョコレートを贈る風習が日本人に浸透したために、チョコレートは日本人の生活と切り離せないものとなっていきました。

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