SNSでも大反響!今年も目黒雅叙園「和のあかり×百段階段展2017」が開催中
「和のあかり」が今年も百段階段に帰ってきました。
7月より目黒のホテル雅叙園東京にて「和のあかり×百段階段展2017~日本の色彩 日本の意匠~」が開催されており、大きな話題になっています。同展は、ホテル雅叙園東京の「百段階段」(東京都指定有形文化財)で、日本伝統の「あかり」にまつわる様々な作品を展示するイベント。2015年から開催され、2016年は百段階段史上最高の9万人を動員したという大人気のイベントです。豪華絢爛でフォトジェニックな作品たちはなんとすべて撮影可能。SNS上にも美しい写真が多く投稿され、大きな反響を呼んでいます。
「百段階段」とは、旧目黒雅叙園3号館を指す通称です。日本美術の大家によって手がけられた7つの豪華絢爛な部屋が、約100段の階段によって繋がれているため、「百段階段」と呼ばれています。
百段階段の夏の恒例となったイベントの見どころをご紹介します。
このイベントでは、「あかり」にまつわる日本の伝統の祭りや工芸品、芸術品が数多く集められています。青森県青森市「青森ねぶた祭」からは本物のねぶたが出展しています。
ねぶた作家 竹浪比呂央氏による作品「相馬太郎良門 妖怪を修る」は、江戸の戯作者山東京伝の『善知鳥安方忠義伝』(うとうやすかたちゅうぎでん)を題材とした作品。筑波山に棲むヒキガエルの精霊・肉芝仙と彼によって妖術を授けられる平太郎良門の雄姿が、ねぶたで見事に再現されています。実際の祭りでは、なかなか近寄って見られないねぶたですが、本展では間近でじっくりと鑑賞できます。
ねぶた祭の他にも日本国内の有名な祭りが百段階段を彩ります。秋田県秋田市の有名な「秋田竿燈まつり」の竿燈は迫力満点。ぼうっとした光が幻想的な岐阜県美濃市「美濃和紙あかりアート展」。初出展となる、極彩色のランタンが目に鮮やかな長崎県長崎市「長崎ランタンフェスティバル」。部屋ごとに、それぞれ趣あるあかりが展示されています。
同展では、日本のアート作品や、伝統工芸職人の作品も並びます。切り絵作家早川鉄兵さんの作品「清流の森」では部屋全体が切り絵の森になっており、とても幻想的。
ツアーと食事つきのプランや、浴衣貸出し&着付けまでしてくれるプラン(食事つき)まで用意されており、まさに至れり尽くせりでさまざまな楽しみ方ができるこのイベント。ぜひこの機会に貴重な文化財を堪能してはいかがでしょうか。
和のあかり×百段階段展2017 ~日本の色彩 日本の意匠~
会期:2017年7月1日(土)~ 8月27日(日) 会期中無休
会場:目黒雅叙園 百段階段(東京都指定有形文化財)
料金:当日券 1,500円、学生800円、小学生以下無料
公式サイト:和のあかり×百段階段|催し物|ホテル雅叙園東京