戦国時代の武士の甲冑の重さはどれくらい?尿意はどう対処してたの?これが当時の武士たちのリアル!:2ページ目
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どれほど屈強な侍でも、尿意に勝つことはできません。しかし当時は、衣服にボタンもファスナーもない時代です。袴は腰と足首でしっかりくくりつけられていて、前開きがありませんでした。
それでも、袴だけなら脱いで用を足すことが可能です。しかし、上から鎧を着てしまうとそれもままなりません。
では当時の武士たちは、鎧を身に着けた状態で尿意をもよおした時、一体どう対処していたのでしょうか?
シビンを持ち歩いていた武士たち
その答えは「尿筒」というアイテムです。
尿筒とは竹筒でできた尿瓶(シビン)で、これを袴の前後の合わせ目の隙間から差し入れて放尿していたとされているのです。
要するに、彼らはシビンを持ち歩き、それを鎧の隙間から差し込んで小便をしていたのですね。
位の高い侍になると、「公人朝夕人」というシビン専門の家来がいて、尿筒を持ってお供したこともあったようです。
位が低い侍は、この尿筒を腰にさして戦っていたと伝えられています。
また他の説として、合戦の時に履く袴は股の部分が切れており、しゃがむと左右に開くようになっているので小用くらいなら済ませることができたともいうものもあります。
参考資料:和樂Web
画像:photoAC,Wikipedia
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