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水難事故から子供の身を守るための「命札」とは?西日本を中心とした水難事故防止策

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命札の工夫いろいろ

命札に書く内容は、板の表面に名前と学年(・クラス)、裏面には住所や電話番号を書くことが一般的だそうです。また、なかには緊急時に備えて血液型を書く子どももいたそうです。さらに、25m泳げない子どもは、その目印として板の下の部分に赤い線を引かれていたケースもあるそうです。

そして、命札に使う板は手に入れやすいかまぼこ板が一般的ですが、なかにはかまぼこ板以外の板を使う場合や、防水機能を施した板を持ってくる場合もあるとか。

さらに、学校のプールでの利用が多いようですが、海や川、なかには池などで遊ぶ場合にも命札を使っていた例もあるようです。

大人にとっても子どもにとってもわかりやすく、使いやすい命札。「水難事故をできるだけ減らして、子どもたちにプールや海を楽しんでほしい」という思いが伝わってくるような気がしますね。

いかがでしたか?この記事が、みなさんが少しでも日本文化や歴史の面白さに興味を持つきっかけになれば嬉しいです。

 

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