春画に描かれたラブグッズ

春画とは、性表現を含む絵画作品のことです。江戸時代に流行した絵画ブームに便乗して、春画も大流行しました。

春画での女性は男性と性行為をしている姿を描かれることが多いですが、女性単身で自慰行為を楽しんでいるシーンや幽霊・妖怪と行為に興じているものまで存在しています。
そんな、春画作品のなかには当時のラブグッズを描いたものも多数存在。

当時の女性にとって性行為は妊娠や性病のリスクが付き纏うものであり、気軽に楽しめるものではありませんでした。そこで登場したのが、男根を模した木製素材のラブグッズというわけです。

当時は女性の味方として販売され、多くの女性が夫にも内緒で隠し持っていたとか。

また、基本的には女性専用ですが、男色文化も発展していた当時なので、もしかすると男性も使用していたかもしれませんね。