- No.194一番槍、抜け駆け などなど…現代でも使われている”武士の文化”に由来する言葉をご紹介
- No.193かつては”幻の豆”と呼ばれていた山形名物「だだちゃ豆」はなぜ ”だだちゃ” と呼ぶの?
- No.192万年筆の‟万年”っていったい何なの? 万年筆が日本で使われるようになるまで
実はフランス語が由来?「ぽしゃる」(=失敗する、うまくいかない…)という言葉の語源を紹介
「ぽしゃる」とは、物事が失敗する、予定が変更する、うまくいかない、崩れる、破綻するなどの意味として使われている日本語ですが、「この言葉は実はフランス語由来なのではないか」という説があります。
フランス語で帽子を意味する「シャッポ」がその語源に当たるのではないかとする考え方です。手の打ちようがないお手上げ状態、参ったという状態を言い表すとき「脱帽する」といいますが、もともと日本古来の言い方は、帽子ではなく「カブトを脱ぐ」という言葉がありました。時代が下り帽子が日本で普及することによって、「帽子を脱ぐ」にかわり、
そこにフランス語を使って、さらに前後の言葉がひっくりかえって(倒語)「ぽしゃった」というようになったといわれています。
最近では「ぽしゃる」とひらがな表記されることも多いようですが、古い例はすべて「ポシャ」がカタカナ表記となっているため、「シャッポ」語源説は説得力を持ちます。
ページ: 1 2
バックナンバー
- No.194一番槍、抜け駆け などなど…現代でも使われている”武士の文化”に由来する言葉をご紹介
- No.193かつては”幻の豆”と呼ばれていた山形名物「だだちゃ豆」はなぜ ”だだちゃ” と呼ぶの?
- No.192万年筆の‟万年”っていったい何なの? 万年筆が日本で使われるようになるまで
- No.191もともとは「やよす」?東京の「八重洲」の地名は外国人の名前に由来していた。その名称の変遷を紐解く
- No.190筋子とイクラの違い?ご飯食べるのになぜ「お茶碗」?知ってるようで知らない和の食材【その3】