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実はフランス語が由来?「ぽしゃる」(=失敗する、うまくいかない…)という言葉の語源を紹介
一方、京都地方の方言で、「失敗」のことを「しゃっぽん」という地域があり、前後の言葉がひっくりかえって生まれたという説もあります。また、京都市内では、「ぽしゃる」とは、土砂降りのように、雨が激しく降る様子を表す言葉のようです。このことから、「ぽしゃる」の元々の語源を、京都の言葉に求める説もあるようです。
こんな風に、語源については、詳しいことがよくわかっていない「ぽしゃる」という言葉ですが、最近、筆者の個人的な感想としては、あまり聞かれない言葉になってきたように思います。少し若い世代に「ぽしゃる」といっても、どうもピンときてくれないことの方が多くなってきました。
筆者世代では、子どもの頃に大人がよく使っていたのを聞いていたので、あまり違和感を得ませんが、こんな風に、いままで聞きなじんできた日本語が使われなくなっている様子をまざまざと見せつけられると、寂しいものがありますよね。
参考
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