「鎌倉殿の13人」どうなる、兄・宗時?!2月6日放送 第5回「兄との約束」あらすじを予習:2ページ目
石橋山での惨敗、不満たらたらの頼朝を支え続ける義時たち
8月23日、酒匂川の洪水によって三浦の軍勢と合流できずにいた頼朝たちは単独で大庭の軍勢と石橋山に対峙します。
山中に誘い込んでゲリラ戦に持ち込みたい頼朝たちと、平地に誘い出して兵数を恃みに勝負を決したい景親たち。
頼朝方からは時政が、大庭方からは景親自身が出て来て互いに挑発し合うが、カッとなった時政らが飛び出したことで乱戦に。數で劣る頼朝方はたちまち惨敗を喫してしまいました。
命からがら山中へ逃げ込んだ頼朝は「だから言わんこっちゃない」とばかり時政らを罵倒。怒りに震える時政を、必死に義時が宥めます。
三浦の援軍が来ない以上、気に入らないけど甲斐国で挙兵した武田信義(演:八嶋智人)に加勢を求めるよりありません。
そこで時政と義時が使者として甲斐国へ向かい、宗時は頼朝が持ってくればよかったとぼやく御本尊様をとりに、工藤茂光(米本学仁)と共に伊豆へ戻ることになりました。
それぞれ出立する前、宗時は義時に胸中を明かします。今まで(第1回からずっと)半ば無理やり頼朝に挙兵を促し、勝ち目の薄い戦いに身を投じたその思いを。
宗時 俺はこの坂東を、俺たちだけのものにしたいんだ。西の奴らの顔色をうかがって暮らすのはもう真っぴらだ。坂東武者の世をつくる。そして、そのてっぺんに北条が立つ。そのために源氏の力がいるんだ。頼朝の力がどうしてもな。
甲斐国へ向かう道中、時政は「もう頼朝を見限って、その首級を大庭に差し出そうか」と考えます。
しかし宗時の思いに感じ入った義時は「仲間割れしたら向こうの思う壺、みんなを危険な目に遭わせることになる」と思いとどまらせます。
一方、伊豆平井郷までやって来た宗時と茂光の背後に善児が忍び寄り……。
終わりに
以上となりますが、残念ながら今回で兄・宗時が最期を迎えます。
彼が語ったその胸中を義時は「兄との約束」と感じ、頼朝に対する忠誠をより確かなものとしていくのでしょう。
政子はじめ女性たちの葛藤や援軍に来なかった三浦の事情や思惑、そして頼朝の夢枕に立ち続ける後白河法皇(演:西田敏行)。
将は負けぶりにこそ真価が問われるもの。ちょっと残念が過ぎる?頼朝ですが、その華麗な大逆転には、義時はじめ御家人たちの活躍がありました。
さぁ、ここからますます面白くなってきます。2月6日(日)の放送も見逃せませんね!
※参考文献: