江戸時代に描かれた美しい植物画「花木真寫」がデザインされた切手「自然の記録シリーズ」がステキ!
日本郵便から新たな特殊切手「自然の記録シリーズ」の第1集が発行されることになりました。
特殊切手「自然の記録シリーズ」は、科学的な観点で自然由来のものが描かれた写生画などを、切手デザインの題材にしたシリーズ。
第1集では植物精密画を取り上げています。デザインの題材になっているのは、江戸時代に描かれた「花木真寫(かぼくしんしゃ)」。
シール式84円郵便切手の10枚セットで、余白には水仙の線画が描かれています。
中国で薬草に注目した本草学が成立しました。それが日本に伝わり、植物への関心が高まります。そして江戸時代になると多くの植物図譜が作られました。それらの図譜のうち、最も早期に作られ、最も本格的なものが「花木真寫」。
これを作ったのは関白、摂政を務めた近衛家凞(このえいえひろ)です。家凞は有職故実に通じ、書道・香道・茶道・華道などに秀でた当代一級の文化人であり、知的好奇心の大変強い人でした。
特殊切手「自然の記録シリーズ 第 1 集」は2021年1月22日(金)から、全国の郵便局やネットショップなどで発売されます。