実は出世したくない!?これが江戸時代の下級武士たちのリアルだ!:2ページ目
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下級武士たちの本音!「実は出世したくないんです…」
実は下級武士は出世することを良しとしていませんでした。出世すれば今より多く給料が貰えると考えがちですが、出世しても増額はありませんでした。
あるとしても気持ち程度の増額なので、出世したことにより役職に見合った身なりや交友関係を整えなければならず、下級武士たちを困らせていました。
出世した下級武士はこうやってやりくりした!
では、出世した下級武士はどうやってやりくりしたのかというと、賄賂が主な手段となっていました。
武士は邪なことはしないとイメージがあると思いますが、賄賂は江戸幕府も黙認しており、貰うことは決して後ろめたいことではありませんでした。
しかし、賄賂を貰うことに夢中になり、本来の仕事をおろそかにしてしまうと元も子もないので江戸幕府8代将軍、徳川吉宗は給料制度を大きく変えました。
そのことにより、役職の任期中はかなりの額のボーナスを貰える厚待遇になりましたが、任期を終えるとボーナスがなくなるので、当時の武士たちは仕事よりも地位を守ることに精を出すことになってしまいました。
最後に
江戸時代の下級武士たちは本業の他にアルバイトで生計を立てていることに驚きでした。このようなことから江戸時代は武士でも必死に働かないと生きていけない過酷な時代だったことがわかりますね。
参考:水戸計著『教科書に載っていない江戸の大誤解』
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