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日本のスタンダードな挙式スタイルになるかも?「茶婚式」が人気

日本のスタンダードな挙式スタイルになるかも?「茶婚式」が人気

最近、「茶婚式」なるものが静かな人気を呼んでるんだそうです。

「茶婚」といっても、「茶番の結婚式」などというものではありません。また、世相を反映してドリンクをから酒を排除し、全て茶に変えることでコストダウンを計ったというものでもありません。茶婚式とはすなわち、茶道の結婚式。新郎新婦と両家の親族が一服のお茶をくみ交わすという、茶の湯の精神と婚礼の儀をドッキングさせた、文字通りの和合の儀式なのであります。

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昨今の「和」文化への注目が高まると共に、結婚式もまた「和」の人気が上がり、「和婚」なる言葉も流行っています。が、従来の和風挙式のゴテゴテっとしたテイストとは別の形へのニーズがより伸びてるようで、そんな動きの表れが茶婚式人気の高まりを呼んでる感じでしょうか。シンプルで、スタイリッシュで、より本格的に伝統的。結構、いいこと尽くめです。ひょっとすると茶婚式、これからの日本のスタンダードな挙式スタイルになったりするかも知れません。

そんな茶婚式、日本全国で行う式場が増えてますが、茶の湯文化が息づく地・金沢でも、かなりマジに茶道な茶婚式が行われるようになってます。会場の茶室は築150年の市指定保存建造物、使う椀は美術館レベルという、KKRホテル金沢が企画した「金澤茶婚式」が、それです。

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知行300石を受けた医者・森快安が1860年に建てたという、旧森快安邸。バリバリの武士住宅であり、庭に生える折鶴の松は金沢市の指定保存樹で樹齢が何と450年。その伝統と端正な佇まいで、ミシュラン・グリーンガイド・ジャポンでも一つ星に認定されてます。

「金澤茶婚式」の会場となるのは、この邸の茶室・芳土庵。式では、美術館に所蔵されている大樋焼の碗を使い、新郎新婦が濃茶を飲み交わす「夫婦固めの儀」を行うんだとか。指輪交換は、床の間に飾られた指輪を交換して契りを結ぶんだそうです。かなり、マジであります。

伝統的建造物の「生きた」保存維持の面でもメリットがありそうな茶婚式、これからも色々と面白い動きが出てきそうです。

 

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