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土左衛門…水死体の隠語になった、江戸時代に実在した相撲力士とは?:2ページ目
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水死体の呼び方にもなった成瀬川土座衛門。生前の成瀬川は、大変な肥満体だったそうですが、豪快な取り口が持ち味の人気力士だったそうです。
ちなみにこの「土左衛門」という呼び名、水死体だけではなく太った人にもあだ名として用いられていたらしく、河竹黙阿弥によって脚本が書かれ、1860(安政7)年に初演がなされた『三人吉三廓初買』という歌舞伎には、土左衛門伝吉という太った登場人物がでてきます。
1748(延享5)年6月6日(1748年)に病を発症し、水辺ではなく布団の上で亡くなったそうです。墓は江戸深川の霊巌寺にあり、現在でも相撲や歌舞伎関係者によって参拝されています。
霊巌寺
東京都江東区白河1-3-32
東京メトロ半蔵門線「清澄白河駅」から徒歩3分
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