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源頼朝のストレス人生…妻はラスボス、弟は自分より優秀!あぁマジで病みそう(泣)

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敵その3、源義経

次の敵は他ならぬ義経でした。

「えっ、なんで義経が敵なの!?弟だし、頼朝にめちゃくちゃ尽くしたじゃん!」

と思いますが、この異母弟の義経こそが頼朝にとって最恐の敵でした。鎌倉幕府の開闢を目指す頼朝にとって、イケメン(諸説あり)で気立てもよく人望も厚い義経は、裏を返せば頼朝の権力を脅かしうる一番の脅威だったのです。

そんな義経が、敵がいなくなった途端に邪魔になるのは必定。まさに狡兎死して走狗煮らる……頼朝は義経捕縛令を出し、義経はついに奥州藤原氏の拠点平泉にて自刃に追い込まれます。

こうして全ての危険分子を駆逐した頼朝は鎌倉幕府を開闢し、一般庶民の手には入らない多くの力を得ました。しかしその代わり、一般庶民が当たり前に手にできる多くの幸せを失ったのも事実でした。

ちなみに頼朝は幕府開闢後にも、素直で忠誠心の強い弟・範頼への猜疑心が拭えず、伊豆に幽閉、殺害しました。弟すら信じる事の出来ない頼朝の精神状態は察するに余りあります。

番外編、ラスボス 北条政子

さて、源頼朝がその生涯で最も恐れた人物は誰かご存知でしょうか。そうです。彼の正妻、北条政子です。

そもそも元を正せば没落した源氏である頼朝が挙兵できたのも、政子の実家である北条家の金銭的、軍事的な援助があってこそ。これは頼朝の1番の弱みであり、平素は鎌倉幕府将軍として尊大な態度を取っていた彼も、政子には全く頭が上がらなかったのです。

3ページ目 北条家があってこその頼朝

 

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