実はなかなかの苦労人?大阪を代表するキャラクター「くいだおれ太郎」の知られざる秘密:2ページ目
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愉快なキャラのくいだおれ太郎、実はなかなかの苦労人!?
時代の流れとともに、くいだおれ太郎は様々な波乱に見舞われました。
1992(平成4)年に阪神タイガースの優勝が目前となった時には、なんと川に投げ込まれる危機に直面!この時は「わて泳げまへんねん」 という吹き出し型の看板・浮き輪・水中メガネのセットで先手を打ちました。
また「人形なんて古臭い」という経営コンサルタントの意見から、リストラの危機に面したこともありました。しかし創業社長の強い意向により、この危機も無事回避できました。
名店「くいだおれ」が閉店したのは、平成20(2008)年のことでした。しかし、くいだおれ太郎はその翌年に復活し、大阪・道頓堀を代表するキャラクターとして活躍を続け、 現在も各地のイベントなどに引っ張りだことなっています。
「くいだおれ」創業者の思いは現代にまで
現在くいだおれ太郎は、大阪を代表するキャラクターとして、様々なお土産品のモチーフになっています。
株式会社太郎フーズのホームページでは、筆者が頂いた、くいだおれ太郎のはちみつケーキの他に「太郎サブレ」「ソースせんべい」「プリン」「ピーチパイ」などのお菓子や、Tシャツ、クリアファイルなどの雑貨まで、バラエティ豊かなお土産品が紹介されています。
「くいだおれ」創業者の山田六郎氏は、遺言に「くいだおれ太郎を大切にするように」という言葉を残すほど、この人形に強い思い入れを持っていました。創業者の思いは現代にまで続いているようですね。
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