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縄文時代はなんと一万年以上もあった!(2)草創期、弓矢や土器を創り定住生活へ

縄文時代はなんと一万年以上もあった!(2)草創期、弓矢や土器を創り定住生活へ

弓矢の誕生

 

やがて遠くから獲物を仕留められるように弓矢が生まれます。
そして石鏃(せきぞく)という黒曜石などを鋭くとがらせた石の矢じりなどが付けられるようになります。この弓矢の誕生は、大きな動物や遠くの動物を安全に狩猟するために大きな役割を果たしたのです。

それまでは、落とし穴などの罠や槍、石斧で狩猟をしたりしていたようです。

土器の誕生

日本最古の土器は、現在の青森県東津軽郡外ヶ浜町にある“大平山元Ⅰ遺跡”から発見されました。前回ご紹介した起源前約13,000年前の世界でも最古と言われる土器です。

土器はすべて破片であり、文様はありません。土器には炭化物が付着していて、ということは土器を使って煮炊きをしていたことが分かります。これは世界最古の煮炊きの跡であると言われています。

高度な文明を持つメソアメリカやメソポタミアが、土器を貯蔵や運搬に使用していたのとは異なり、日本では土器を煮炊きやあく抜きにも使用していたようです。

3ページ目 定住生活の始まり

 

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