【まもなく終了!】鎌倉幕府三代将軍・源実朝の没後八百年記念特別展が鎌倉国宝館にて開催中
頼朝公の次男として生まれ、鎌倉幕府の三代目将軍となった源実朝(みなもとの さねとも)公が亡くなってから八百年の節目となる平成三十一2019年。
1月4日から2月3日にかけて、鎌倉国宝館(鶴岡八幡宮の境内)で記念特別展「源実朝とその時代」が開催されています。
実朝公のプロフィール
源実朝公は父・頼朝公が征夷大将軍に任ぜられ、鎌倉幕府を開かれた建久三1192年に誕生。
やがて父を亡くし、長兄・源頼家(みなもとの よりいえ)公がその暴政によって出家・引退させられたことにより、建仁三1203年に数え12歳の若さで鎌倉幕府の第三代将軍に就任します。
幼少ということもあって、始めの内は母・北条政子(ほうじょう まさこ)ら北条一族の補佐・後見を受けていましたが、成長に伴って幕政への積極性・主体性を示すようになります。
また、文化方面にも高い関心があり、京都や宋(大陸王朝)との交流によって和歌や仏教にも造詣を深めていきました。
その一方で、理想主義的な政治姿勢が現実主義の北条一族、中でも執権であった叔父の北条義時(ほうじょう よしとき)らと対立することも多く、幕府の中で権力の独占を目論み、次々と政敵を粛清していく北条一族の野望を阻めなかったことに対する苦悩も窺われます。
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