おや?ここに神社?横浜の岡野神社はどんな経緯でこの場所にできたのでしょうか?:2ページ目
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度重なる焼失、そして現在の場所へ
その後、慶応2(1866)年の末広町出火の火事、明治6(1873)年の相生町より出火の火事、大正12(1923)年の関東大震災などに遭遇し、その度に移転を余儀なくされました。
神社の名前が現在の「岡野神社」に改められたのは、昭和3(1928)年に中区新山下町に移転し、その後の昭和15(1940)年に当時近隣にあった豊川稲荷社を合祀したときのこと。
現在あるこじんまりとした社殿は、昭和27(1952)年に建てられたものです。第二次世界大戦時の空襲で焼失したことにより、再建されたのでした。まさにこの神社は、横浜新田の開発の歴史、そして横浜の歴史と共にあった神社ということが分かります。
決して派手で目立つ存在ではないものの、相鉄線・平沼橋駅から徒歩5分程度という好立地に鎮座している岡野神社(神奈川県 横浜市西区岡野2丁目4−15)。
お近くへ立ち寄った際には、1度参拝し、横浜の歴史に思いを馳せてみてはいかがでしょうか?
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