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リアルで具体的?江戸時代、岡山藩の奥女中によって書かれた性の教科書『秘事作法』
「性」にまつわる情報を知りたい!と思ったとき、人に聞くのではなく、インターネットでこっそり調べる……という方も多いのではないでしょうか?
では、インターネットのなかった江戸時代、人々は情報を得られなかった、のではありません!江戸時代には、とても細かな性の情報が書かれた本がありました!
この記事では、そんな『秘事作法』をご紹介します!
『秘事作法』とは?
『秘事作法』とは、江戸時代初期の1652年ごろに秀麗尼(しゅうれいに)という人物によって書かれた、上中下にわかれた書です。秀麗尼は、備州・岡山藩出身で池田侯の奥御殿に仕えた女中で、殿のお手つきとなったものの、子を授からず出家し剃髪したと言われています。
この書は、御殿女中への指南を目的として書かれた門外不出のもので、外部の人間が見たときに意味が通じないような言葉遣いをしていると伝えられています。
若君への教育
『秘事作法』の上巻では、将軍が幼いころから受ける「性の英才教育」の方法が書かれていました。将軍に取って、世継ぎを残すのは大きな仕事。大奥に女性たちがたくさんいるから大丈夫……というわけではなく、確実に妊娠し、子孫を残すため、若君には教育の必要がありました。
そして、その教育を担当したのが、女中たちだったのです。将来の将軍候補の若君のセックストレーニングは五歳になると割礼をほどこされ、七歳で包皮を完全に剥かれ、十歳、十二歳ごろからは本格的なトレーニングがなされたといいます。
また、若君が十三歳ごろになると、女中たちは彼らの初体験の相手を務めたそうです。
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