その名もズバリ「国宝検定」!国宝の幅広い知識を問う検定が始まるよ
江戸文化歴史検定、きもの文化検定…世の中には様々な検定が存在しますが、日本の国宝の知識を問う検定がついに始まります。その名もズバリ「国宝検定」!
意外でしたがこれまで国宝に関する検定はなかったのですね。国宝とは、重要文化財の中でも特に価値が高いと国に認められた日本の宝を指すもので、現在でもファンの多い、仏像・阿修羅像や絵巻・鳥獣戯画なども国宝に指定されています。
「国宝検定」は、さまざまな国宝の歴史的・文化的な背景から作者や作品の特徴まで、幅広く知識を問う検定となります。検定の種類は、代表的な国宝を理解し深みのある国宝探訪ができるレベルを目指す「初級」と、国宝全般に精通し、その魅力を正しく後世に伝えていくことのできる「上級」の2階級で実施。
初級合格者には「国宝の案内士」、上級合格者には「国宝の伝道師」の称号およびバッヂがそれぞれ贈呈されるとのこと。
今回が第1回の検定なので、どれほどのレベルの問題が出題されるのか傾向と対策が難しいところではありますが、第1回の国宝検定に向けて公式テキストも創刊されます。
国宝検定の問題例がありますので、紹介します。(答えは記事最後に)
初級
Q1. 国宝「阿修羅像」の顔は3面だが、耳はいくつあるか。
(1)3つ (2)4つ (3)6つ (4)8つ
上級
Q2.国宝「金印」の金の純度は何%か。
(1)63.7% (2)77.8% (3)82.4% (4)95.1%
いかがでしたか?ホームページではその他の問題例もいくつか紹介されています。
練習問題 – 国宝検定
こういった検定に向けて学ぶことが、国宝を深く知るきっかけのひとつにもなるので、博物館や美術館めぐりを趣味としている人は、国宝をこれまでとはまた違った見方で楽しめるかもしれませんね。
「第1回 国宝検定」への申し込みは9月5日(火)からスタート。検定開催は来年の2018年10月28日(日)でまだまだ時間はありますので、興味がある方は是非チャレンジしてみてはいかがでしょうか?
例題の答え
Q1.(2) Q2.(4)