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大河ドラマ「どうする家康」史実をもとにライター角田晶生が振り返る 三方ヶ原の前哨戦!20倍超の武田軍を迎え撃った二俣城の攻防【どうする家康】

三方ヶ原の前哨戦!20倍超の武田軍を迎え撃った二俣城の攻防【どうする家康】

終わりに

「我らに従うか、戻って再び我らと戦うか、選んでよいぞ」

中根正照・青木貞治・松平康安ら譜代の家臣は浜松へ逃げ帰り、城兵たちはほとんど信玄に臣従したと言います。

二俣城が陥落したことにより、遠江国内における徳川方の連携は寸断。それまでどっちに味方しようか迷っていた飯尾(いのお)・神尾(かみお)・奥山(おくやま)・天野(あまの)・貫名(ぬきな)ら国人衆はこぞって信玄に降伏しました。

「いささか手こずったが……これで残るは浜松のみぞ」

いよいよ浜松城へ迫る信玄。あとはいかにして家康を城から誘い出すか……12月22日の三方ヶ原合戦はもう目前です。

果たしてNHK大河ドラマ「どうする家康」では、二俣城の攻防戦も描かれるのでしょうか(さすがに「何やかんや」はないでしょうが、ナレーションやセリフだけで終わりそうな気もします)。

信玄と家康の全面対決がどのように描かれるのか、今から楽しみですね!

※参考文献:

  • 本郷和人『徳川家康という人』河出新書、2022年10月
  • 本多隆成『徳川家康の決断』中公新書、2022年10月
 

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